というのも、例として挙げるであろう話しの殆どが裏取れて無いんですよ。そんな話
規制緩和によって、コンビニで売られるようになり、つい先日キオスクにも出荷される様になったのがドリンク剤、いわゆる医薬部外品ってヤツですか?。まぁなんだかものすごい種類のドリンク剤がコンビニの1コーナーを占拠していますね。ところで、今まであまり深く考えて無かったんですが、これがコンビニで売られると言う事はそういう需要があるという事で、つまり現代人の多くは疲れやすく、またその疲れをおして何かをしなくちゃならない境遇にあるという事です。まぁ、確かにテレビのCMなんか見ていると、『つかれやすい日本人』とか、『がんばった貴方に』とか、いかにもな言葉が並びますが。じゃあ、なんで今の日本人って疲れやすいんですかね。冷房の使い過ぎ?食べ過ぎ?夜更かし?ストレス?遊び過ぎ?行き過ぎ、もっと右、あーソコソコ。まぁ色々言われてますけど。本当にそれだけなんですかね。
もうなんて名称だったか、なんだか忘れちゃいましたけど、精神病についての話なんですが、とある症状について研究結果がだされて、それが公になると、その症状に当てはまる人が増えるという現象があるそうです。アダルトチルドレンとか、ストーカーとかが、雑誌で取り上げられて有名になると、『自分はアダルトチルドレンだ』とか『あの人ストーカーだ』っていう人が増えるアレの事だと思いますが(たしか唐沢商会のマンガ)。あともう一つ、『肩こり』っていう日本語がありますが、英語にはそれに当てはまる明確な単語がありません。手元の和英に載ってないんでアレですけど、たしか『肩が不自由になる』とかそんな回りくどい文になったと思います。それの影響かどうか解かりませんが、外人(欧米人)に肩こりに悩む人は居ないそうです。そして、不思議な事に、その人達が日本に来て『かたこり』という日本語を覚えると、肩がこりだすのだそうです。さすがに、ここまで来るとウソくさいですね(随分昔にMSXマガジンのコラムで読んだ)
もちろん、日本人が疲れやすいのが『疲れやすい日本人』という言葉のせいだとは言う気はありません。ただですね、『どうも最近疲れやすいな』なんて思っているとこに『現代人はその生活習慣によって(中略)疲れやすいんだ』なんて『大学教授』なんて名のつく人から言われたら、多少疲れたときに、『疲れやすいのはしょうがないんだよ、日本人なんだから』なんて言い分けを誰でもない自分にしてしまうんじゃないんでしょうかね。
症状が先か、言葉が先か。結局は解かりません。意味も無いし。結局のところ、疲れている事には変わりが無いんですから。でもね。疲れだけの話じゃ無くて、何かの病例なんかの情報を聞いて、『そう言えば自分にも当てはまる』→『自分もそうじゃないのか』→『自分もそうに違いない』という過程を経た結果が、何かの言い訳、逃げ道として成り立ってしまっている様であれば、もう一度、本当にそうなのか、思い込みではないかと疑ってみる価値があるんじゃないかと思います。特にみのもんたに騙されている人はね。 | |