日本語が、大好きです。(Sorry, Japanese Only.)
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 ラゾーナにゲーセンあるぞ!!!って言われて行ってみたら、ガンダムとレースゲーとガンシューとカードゲームしかない状況にがっくりうなだれ、そのままHMVで試聴するオーバ30のサラリー戦士のみなさんこんにちわ。ガンダムとか、よく知らないの。


 僕の周りの眼鏡男子どもが割と無視できない調子で絶賛するので観てきたよ『時をかける少女』。精鋭のアニメータさんと、監督さんと作画さんが組んだなんか注目の映画らしい。っていうなんとなくおざなりな解説なのは、その精鋭さんがやった仕事を僕は一つも観ていないから、いまいちピンときていないため。頑なにエヴァンゲリオン観てないしな!!

 ストーリィは僕の世代には馴染みの・・・っていう原田知世のアレから20年後の別な話。ちょっと元気な普通の高校2年生の紺野真琴は、時間を遡る力「タイムリープ」を手に入れる。妹に食べられたプリンを先に食べる、カラオケを何度も歌う、そんな他愛もない事に「タイムリープ」を使っていた真琴だが、仲良しの間宮千昭から受けた告白を「無かった事」にするためにタイムリープを使い、そこから次々とトラブルが。。。とかそんな話。


 とにかく話がスッゲェ良くできています。なんていうか、僕ら中年男子が描きがちな悠久の高校生活。もしくは、理想の女の子像。もしくは誰もいない放課後の視聴覚室的な。前半はとにかく、真琴がタイムリープを乱用するのに引っかき回されて、おもしろおかしく観ているんだけど、気が付くとものすごく切ない展開になっている。そこへのプロセスが絶妙です。

 あとテンポもいい。トータル100分無いはずなんだけど、2時間以上の話を見た気にさせます。っていう映画にありがちな「すっとばした感」もなく。ちょっとすごいよね。台詞回しもあまり大仰でなく、どちらかと言えば自然。僕たちが普段に使ってる言葉で綴られていて、ああ、その、普通に観ることができる感じ。「っていうかなんで敬語?」とかそういう。

 その代わり。なのかしら。絵は雑なイメージ。ちょっと遠景の絵にはもう目が入ってなかったり、『これ、セルのサイズが小せぇんじゃねぇの?』って思うぐらい線が乱れていたり。あ、でも雑なのは絵だけで、動きはちゃんとしてますよ。CGも効果的に使いつつ。たぶん、そこに重きを置かなかったんだろうなあ。


 普段アニメ見る人にも見て欲しいですが、あまりアニメ見ない人に見て貰いたい、そんな映画でした。






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