すいませんすいません。どうもこういう不謹慎な事を書いてしまう俺が居ます。
えーと、先日の事件以来くり返されたサスペンス報道により、何とも「物騒な町」という印象を付けられた感じのする秋葉原ですが、更に追っかける様に警官が怪我をする事件が。。。って、なんかよくよく記事を読んでみたら、別に「人刺す為にナイフ持って秋葉に来た」って訳じゃなくて、『不注意で秋葉にツールナイフ持ってきたら当然の様に職質されて、キョドったあげく警官からナイフ奪い返して逃げようとしたところウッカリ切りつけちゃった。』とかいう(括弧内全て脚色)。なんか不注意極まりない感じの事件で、まあ、やったことはダメな事なんだけど、そんなに猟奇的でも無くて。 なんで俺こんな記事ビックリして読んでるんだろっておもったら、見出しに「またナイフ男」とか書いてあった。ああ、これのせいか。もう、なんていうか酷い見出しだよなあ。でもこれくらいじゃないと、「毎日が退屈で仕方ないメン」を満足させられないんだろうな。流石だなあ、日々日常をこれだけエキサイティングにしてるんだから、日本の新聞というのは世界に誇れる素敵メディアだと思います。 ってなんで、ちょっと「もっと酷い見出しつけてるメディアは無いものか」と探してみた。 ちなみに一番真面目だったのはこれ。 時事通信 ■警官切られ軽傷=秋葉原の路上、職務質問で-傷害などで男を逮捕・警視庁 http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2008062600656 さすが時事通信。先ず被害状況、次に経過を書いて最後に結果。ここまでやるなら最初に結果があるべきなんじゃ?とは思うけど。しかしながら、今回の趣旨は「どれだけエキサイティングか」が評価点なので、これではダメのダメダメです。 ■秋葉原でまた! 職務質問の警官 刃物男に切られ軽傷 今や「秋葉原でナイフ」が流行語。これが先ず先に来ないとクリックしてもらえない!!ひいてはスポンサーサイトからも見放されちゃう!!!やっぱりこの2語を何より先に出すのがエンタテイナなのです。 ■東京秋葉原 ナイフ所持の男、警察官ともみ合う ■秋葉原でナイフを持った男逮捕、逃走試み警官が軽傷 上級者ともなれば「職質されてから切りつけた」なんて、ダメインフォなんて載せません。伝えることは真実だけど、全部言うとは限らないのです。ほら、全部見せるより大切な所が隠れてる方が興奮するじゃん?流石です。 だた、ココまでは飽くまで報道。つかやっぱりスポーツ新聞が一番ひどい。 ■また秋葉原にナイフ男、警官が指負傷 ■秋葉原に再びナイフ男、警官ともみ合い黙秘 ■秋葉原でまたナイフ男!職質警察官もみ合い指切られる ■秋葉原の刃物男は無職の22歳 まあ、ジョークにするまでも無く、スポーツ新聞はそもそもがエンタテインメントで、俺なんかに指摘されるまでもなく「語感優先」かつエキサイティング。「ナイフ男」とか「刃物男」って、まるっきり最初から刃物もって秋葉来たみたいに読める所は流石の一言です。っつか、一番上なんて逮捕されたのかどうかも判らないんじゃないのか。すごい。 まあなんていうか、その、「毎日をエキサイティングに!」っていう意気込みはビリビリと伝わってくるんですが、もうすこし僕がビックリしない方向でやって欲しいもんだなあとかどうとか。「クチが臭くちゃ女の子とヤれないぞ」とか言う口臭予防の広告じゃないんだから。 ツイート Recent Entries from Same Category
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