目の前に今見えてる車内広告である。十中八九サンマークだと思ったけど、知らない出版社だった。きっとスゴい本なんだろう。なにせ『奇跡』なのだ。「石がパンに、水がワインに変わってしまった」とかそういう、もはや物理事象を越えて『おまえちょっと認知障害を疑った方がいいぞ』という部類のものなのだ。そんなミリオンセラー聞いたことない。そりゃそうだ、よく聞く話はもはや奇跡では無い。あるある探検隊だ。あいつら元気かなー。
さて「奇跡のミリオンセラー」である。どうやったらミリオンセラーが奇跡になるのか。きっと「どうやら100万冊は売れそうにもない感じ」から100万冊売ったのだろう。ものすごくニッチな本が100万冊売れたのだ。「野球部のマネージャーが秒速で竿竹屋を潰したら」とかそういうタイトルが100万冊売れたのだ。これは奇跡に違いない。 そう思いながら、広告を眺めていたら左下にデカデカと「16万部突破」と書いてあった。刷ってないのにミリオンセラーだったのだ。そりゃあ奇跡だわ。 ツイート Recent Entries from Same Category
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