日本語が、大好きです。(Sorry, Japanese Only.)
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これ、24時間テレビがあるたびに話をしていて、どこまで誰にまで話したか覚えていないんですが24時間テレビというと思い出す話があって。
お昼時おなかが空いて、蕎麦屋に入ったんですよ。24時間TVがやってる時期だからやっぱり暑くて、さらっと食えるのがありがたいなあって。
蕎麦屋の店内ってだいたいフォーマットがあって、そのお店もたぶんに漏れず「昭和な蕎麦屋」って感じ。店内になぜかテレビがあって。そういやなんで大衆食堂ってテレビあるんだろね。そのテレビがやってる。あの、黄色いシャツの。愛で地球を救うとかいう番組。救うと言ってその実助けて終わりのあの番組。その番組がね、まあ、「寄付を集める」訳だから当然なんですが、難病の患者とか、DVに苦しむ被害者とか、こう、心に訴える感じのやつをやるんですよ。いや、悪くない、悪くは無いです。感動ポルノとかいう批判をするつもりもない。テレビはそれで飯食ってる訳だし、この番組によって「思いやり」みたいなのを知る人もいる。そこはわかる。
ただ、それを蕎麦屋やられるとつらい。なにがつらいって、泣いてるんだ。蕎麦やのおばちゃんが。二人とも。直接見えなくてもわかるぐらいにすすり泣いてる。そうだよね、つらいよね、かわいそうだよね。優しい人たちなんだろうな。とは思うのですが、なんというか、
おばちゃんたちがすすり泣いている場所で食う蕎麦は味がしない。
ものすごく気まずい。こんなところでご飯をたべてはいけない気持ちになる。というか蕎麦がおいしくても美味しいなんて思ってはいけない気持ちになる。「おいしい」なんて思ったら最後、「サライ」とかかれた棒で背中をつつかれるのだ。「こうしている間にもソマリアでは・・・」とか言うナレーションがどこからともなくとんんできそうな気がするのだ。なんならさっきまで泣いてたそこのおばちゃんが殴りかかってきそうな気がするのだ。サライ棒で。なんだサライ棒って。
こんなコロナ騒ぎの中でも、中だからこそ24時間テレビはやっている。毎年やっている、そのせいで毎年思い出すのだ。サライ棒もったおばちゃんを。だからなんだサライ棒って。


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