『X-ミッション』観てきたよ。エクストリーム系3D映画。エクストリームな強盗を行う組織への潜入捜査をする主人公が、やがてその組織のメンバーと心を通わせて。。。。ってやつ。
まあぶっちゃけ、ストーリーにすげえ難がある映画だった。まず強盗の動機。「米国企業から金を奪って、貧しい地域に施す組織」なんて、そりゃ庶民から観たら魅力たっふり、きっとすごい思想を持っているに違いない。もしくはすげえぶっ飛んでるキャラクターに違いない。 って思ったら「オザキ8というエクストリームの試練を通し、自然への敬意を示し、同時に自然への返戻を行う」とかいうもの。強盗し、貧しいものに施してるのはこの「返戻」の一環だそうで。 「なんで?」 なんか、その施しを受けた貧民街の人たち何ですが、すげえ札束に群がるのよ。俗っぽさ100%ですよ。いや、それはいいんだ、良いんだけど、それって「自然に何を返してるの?」 こんな難解なナチュラリスト居ねえよ!っていうか、バイクでビルの上最上階から飛び降りてパラグライダーで逃げ出し(バイクは廃棄)、金山爆破してトラックごと埋めたりしながら、「自然にもっと敬意を払うべきだ」って言うやつ魅力的か?「あ、これヤベエやつだ!↑」とはならねえだろ「あ、これヤベエやつだ↓」だろ。 そんな強盗に理解を示しながらも「FBIとして彼を裏切らなくてはいけない」と悩む主人公。 「なんで?」 こんなんノータイムで通報だろ。まだ「危険な事にチャレンジしたいんだ!」って方が単純で魅力的だわ。 こうなってくると、もう誰にも感情移入できない。まだ「頭の固いFBI上官」の方が理解できる。理解できるが、これも最後には主人公の熱意に負け、強盗団リーダーとの一騎打ちに送り出しちゃう。 「なんで?」 もはや理解できない人種のオンパレード。ただひたすら「カッケエアクション」を観るだけの映画だった。あ、アクションは悪くなかったです。なんか「CG使ってない」とかいう噂が出回ってるけど、そこは間違いだと思うけど。 もうこの話をブラッシュアップして飲み屋のネタにするしかないなー。位の映画だった。。 ツイート Recent Entries from Same Category
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