人生で初めて「それっぽいメイド喫茶」に行ってきました。「それっぽくないメイド喫茶」と「それっぽいメイド喫茶」の差はなんだ、って言われると困るのだけど、実はメイド喫茶には行ったことがあるのです。なんだろ、メイドのスカートの裾が長い奴。メイドがちゃんとメイドしてるやつ。って、メイドがちゃんとメイドしてるならそっちが「それっぽいメイド喫茶」じゃねえのかって思うんだけど「メイドがちゃんとメイドしてるメイド喫茶はそれっぽいメイド喫茶では無い」のです。「メイドが従者としては如何なものかという格好で給仕とは思えない態度を取るのがそれっぽいメイド喫茶」なのです。もうこれはメイドのねじれ現象です。なにが捻れてるのかといえば多分ツインテールの先っぽあたりがかなり有り得ない感じで捻れていそうよね。
行ってきたのは、らぃあさんと、めみさんの「脳天直撃メイドライバー」。まあつまり、友達が単発で企画やってるメイド喫茶(メガドラ的なやつ)。これなら安心です。知らないメイド喫茶に行こうものなら、なんかジャイアンのお母さんみたいな割烹着着たメイドというかジャイアンのお母さんが出てきて、すげえおいしい肉じゃがとカシューナッツがでたあげくにカシューナッツが水素栽培をした謎ナッツで会計が月給レベルに到達。これが払えないと奥から武装した特殊メイドが「悪いご主人様はイネガー」って、どっか青森あたりに連れ去られる!!みたいな事になりかねないのです。あるの?そんな喫茶。 そうそう、メイドライバー、行ってきました。東神奈川だし近所だし。普段はバー営業やってるお店らし。探すのに少し苦労。というか、入り口を見つけるのに時間かかった。入るなり、らいあさんが「お帰りなさいご主人様」と満面の笑みで迎えてくれました。 これは!!!テレる!!!。わかってたけど笑ってしまう。知ってる女の子がクソかわいい格好して、僕に向かって例の定型文をしゃべるのだ。いっそ知らない人のが耐えられたかもしれん。らぃあさんを「かわいー」と誉める事もままならないまま「ごめんなさい初めてなんでシステムから教えて頂けますか」と、自分は喋らずにらぃあさんに喋らせるムーブ。心を整える時間稼ぎ。落ち着こう。非日常に驚いてはいけない。世の中にはこれが日常の世界もあるのだ。具体的には秋葉原のあきばおーの二階あたりに。そこに通うご主人様はこんな可愛らしい攻撃にもびくともしない強い心を持っているのだ。レンジでチンしたオムレツに「おいしくなぁれ」というおまじないをする姿を見て「本当においしくしたいのであれば、おまじないの前にやれる努力がすげえいっぱいあるのでは?」と思ったりせず、ただ見守る、または一緒におまじないを実践する奥ゆかしさと粋な心を持って居るのだ。 そんな事を考えて、気がついたら席についていた。メニューからはジンシャーエールと、白玉(ぷよぷよっとした、カレーが好きそうな黄色いオリジナルキャラクターが白玉粉で形作られている)を注文して待機。少し落ち着き周りを観察。あれね、おそらく、らぃあさん、めみさん(もしくはもう一人居る厨房の女の子の)どちらかの知り合いではあると思うんだけど、客同士は知らない人なので、会話は基本的にカウンターに向かって行われる感じ。自然とカウンター業務がめっちゃ忙しそうだった。そんな中でも、飲み物や食べ物を出すときにお客さんに一言添える二人。さすがやー。 一部の商品には、らいあさんとめみさんの小芝居が入る。場合によっては客にも参加を促す。ああ、これだ、これが「それっぽいメイド喫茶的なアレ」だ!!でも、店員も客もどっちも慣れてないから、やるたびなんかどちらともなく笑いが起きてたのはご愛嬌。というか、めみさんは小芝居のあと「はずかしい!」といって外に飛び出して行った。ソレっぽいメイド喫茶的な格好で!!!その小芝居自分で考えたのに!!!! 僕はジンジャーエールと、ぷよぷよっとした、カレーが好きそうな黄色いオリジナルキャラクターの白玉を食べて退出。午後も面白かったみたいだったけど後の予定(わせさみ)があったので。 なんていうか、非日常というか、経験したこと無い事を経験するのは楽しいなあ(こなみかん) ツイート Recent Entries from Same Category
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