僕が開発して、中村番台に持たせている機材に、Wiiリモコンで操作するエフェクターっていうのがあります。 ■Arduinoを使ってWiiリモコンでmidi操作を可能にする (1) (2) (3) 実際に使っている動画はこれ(204さんが撮ってくれたものです) 2012/6/16 Aki-Bug R - 中村番台 - YouTube やっていることはWiiリモコンの情報をBlueToothで取得してmidiに変換。electribe-Sのaoudio-inパートに入れてeffectのon/offとパラメータの設定をする。っていうもの。やっぱり身体全体を使って操作するWiiリモコンは目立つしわかりやすい。 ここう『でもやっぱり、今エフェクトいじるならLoopa系のエフェクトを使いたいんで、KAOSSPADを物理ハッキングして、操作できないかと。手始めにminiKPばらしてるんですよー』 螢屋『なるほどねー、でもそれやるんだったら、KP3をMIDIで動かした方が早くない?』 ( ゚д゚) 螢屋『ここうさんKP3持ってたよね、あれ、MIDIで操作できたと思うけど……』 ( ゚д゚) 螢屋『(マニュアルをiPadで見ながら)あああった、これこれ。ここに「送受信するMIDI メッセージ」って書いてあるから、受信もできるはず』 ( ゚∀゚)!! 何をどこでどう勘違いしていたのか、『KP3のmidi inはクロックしか受け付けない』って勘違いをしていました。うわああああああ。 そんなわけで、早速KP3をWiiリモコンで操作してみる事にした。 ■KP3側の設定 デフォルトの設定だと、KP3はクロック以外の信号を受け付けません。ので、MIDIフィルタをイネーブルにする必要があります。マニュアルだと92pに設定が書いてあるので、ProC、CCをEnableに設定します。 ■送信する信号 操作に必要な信号もマニュアルに載っています。使うところだけ書き出すと >タッチパッド X = CC 12 Y = CC 13 ON/OFF = CC 92 XYは、CCの12番、13番で0~127の値を送ります(CCが解らない人はグーグルでMIDIについて少し勉強してください。そんなに難しく無いです)。タッチパッドのON/OFFは、CCの92番。0を送るとOFF、1を送るとONです。この「1を送るとON」っていうのがなぜかマニュアルに載ってないです。 >エフェクト選択 program change エフェクトの変更はプログラムチェンジで行います。0~127。何番がどれに当たるかは後で書きます。 >サンプル再生(A~D) note 36~39 下のサンプルボタンを押したのと同じ効果があります。ヴェロシティは利きません。あと「note がonになっている間再生」っていうのではなく「onした時に、サンプルボタンを押した効果」というところに注意が必要です。たとえば、ループ設定されているサンプルは1回目のnote onで再生開始。2回目のnote onで停止になっています。 ■プログラム あとはがんばって作る。僕は前回のelectribeの時のソースコードの流用をしました。ある程度共通化できるところとかを共通化して作ったので改造が楽~。こういう一手間が後で効いてくると嬉しいですね。 選択したエフェクト毎に、Wiiリモコンで操作したいパラメータが変わるのでそこはひたすら調整です。ひたすら動かしてはコードを書いて。。。の繰り返し。地味な作業ですが、これはこれで楽しいです。 そんなわけで、次の中村番台のライブ(ゲームフェス「音撃」内の16-shotのラウンジブースでライブするみたいです)では、ちょっぴりパワーアップしたWiiリモコンエフェクトを見せることができそうです。 #おまけ KP3のプログラムチェンジの値とか諸々を書いたヘッダ ツイート Recent Entries from Same Category
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