『小説「フェルマーの最終定理」読了』。数学者フェルマーによって定義され、その後360年間証明も反証もされなかった『フェルマーの最終定理』の小説版!。。。ってなんだよ!って感じですが。数学に興味を持ったバイト青年カニーと、数学に興味の無かったお姉さんが、フェルマーの最終定理が提議されてから、証明をされるまでの「雰囲気を解説」してくれます。この『雰囲気』ってのが大切で、さすがに詳細まで解説すると追いつけなくて『つまんねえ』ってなっちゃうところをはしょって、面白いところだけを上手に解説してる。これはサイモン・シンが『暗号解析』でやってた事だけど、この『小説・フェルマーの最終定理』では、さらにフィクションの登場人物の恋愛話に絡めて、最後まで読ませようとしてる。頑張ってるなあ。
話の中に出てくる『数学って実は面白いと思わせる本』を目指して、それに対する『一つの解』が出来ていると思います。面白かった。 ツイート Recent Entries from Same Category
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