松屋でiPhoneいじりながら、スプーンで牛丼食ってる若人が居てきっと彼は飯食う時間も惜しい程忙しいスーパービジネスマンに違いない。「なにぃ!?円高!?ええい、今こそ円売っとけハフハフ」とかやってんだよきっと。 『伊坂幸太郎/チルドレン』読了。自分中心でムチャクチャな事を言う男「陣内」と、それに巻き込まれる周りの人たちを描いた5編の短編集。短編集ですがそれぞれが少しずつつながっている。陣内のキャラクタは、伊坂さんらしい「ムチャクチャなんだけど、本人の中ではスジが通っている」独特のキャラクタ。舞台設定の特殊さをもって、すっぽりと話にはまるキャラクタです。陣内のムチャクチャな行動が、最後にどんな結果をだすんだろう。とわくわくして読みました。 話の中に、盲目の青年、永瀬がでてくるのですが、この人の「障害者の主張」が、なんというか僕の知人の盲人とかぶっていて親近感を覚えました。目が見えない人や体が不自由な人の多くは「それが普通」になっていて、それを「かわいそう」と言われても戸惑います。っていう話。そうなんだよなあ。 ツイート Recent Entries from Same Category
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