『チャット隠れ鬼/山口雅也』読了。ネットから子供を守る「サイバーエンジェル」とかいう曖昧な役を引き受けてしまった国語教師「祭戸浩実」が、インターネット上のチャットをするうち、「Jezebel-P」と名乗る主婦に興味を持つ。しかし、そのうち「Jezebel-P」の正体に疑念を持ち・・・という内容。
チャットなので当然相手の顔が見えない。それ故に誰が誰なのか判らないスリルがあります。もちろんそこが面白い訳で。女だと思ったら実は男だった。40近いと思っていた相手が17歳の若者だった。まぁ思いつくトリックはその辺で、これも大体その辺を踏襲してるんですが、それでもそう一筋縄ではいかないところが流石です。山口雅也は「生ける屍の死」でどうも楽しめなかったイメージを引きずって居るんだけど、もうちょっと色々読んでみようと思った。「ミステリーズ」は読みたいんだけどねー。 ツイート Recent Entries from Same Category
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