原寮『そして夜は蘇る』読了。ある私立探偵の元にやってきた「海部」と名乗る男が訪れ、「佐伯」と名乗る男を探していると言う。その後その佐伯の妻からその佐伯を探す依頼を受け、佐伯のマンションにいくとそこには・・・。「このミステリーがすごい」1988年第二位。 bookoffで安いの探して買ったから自然と古いのになるんだけど、前回の「行きずりの街」しかり、ハードボイルドが全盛だったのかねぇ。無駄にキザな男が無駄に洒落た科白回しをして無駄に女にモテてハナにつきます。本筋とは関係無いけど、初対面の若い女に言い寄られるとか、無いから!!! でもまあ、話はおもしろかったです。一人の男の失踪に見え隠れする政治の暗部や、二転三転する筋は今読んでもなかなかどうして。あと当然だけど携帯が無いのがなかなか緊張感があって良かったです。 ツイート Recent Entries from Same Category
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