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僕が見ている方向と君が見ている方向が違っているのは、口にすれば当然の話で問題はお互いが同じ方向を向く事じゃなくて、お互いをちゃんと見ることなんじゃないだろうか。そう僕に告げる占い師はどう見てもあのネコ型ロボットの形をしていて僕はなんだか不安になって下を向いて黙ってしまった。青いネコが売っていたのは占いと言う名前の毒薬と１７枚にスライスされた地球儀。毒薬は一人増えるたびに僕の言動を制限して、時に鬱陶しい。１７枚のスライスは断面に綺麗な断面に綺麗な断面に綺麗な放射状の模様があってターンテーブルに乗せると定期的なノイズを鳴らす。多くの言葉から本当の言葉が残る訳じゃなく多くの言葉から残った言葉に「本物」という札を付けているだけなのに、得意顔の詐欺師が僕に「本物の」壷を売る。詐欺師は嘘をつくのが仕事なのでは無く、人を騙すのが仕事。つまり例えば５つの言葉があれば最も効果的な一言だけが嘘で、残りは本当の事を言っている。そんなことを考えるせいで、僕はこの「本物の壷」の前では、くしゃみも、あくびもできないのだ。今はとてもねむいのに。
＃まあ、つまりねむいので文章でっち上げ。 ツイート Recent Entries from Same Category
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