先週、インフルエンザにより、出社禁止を食らったついでに、買っていた「極限脱出ADV 善人シボウデス」クリアしました。一回セーブデータ消えちゃって、再度やり直したりしたので都合50時間ぐらい。通しで40時間ぐらいかな。一気に駆け抜けた感じ。
脱出ゲーム+アドベンチャー。ジャンル的にはどうなんだろうね。ミステリーなのかしら、SFなのかしら。という所。突然集められた9人が「囚人のジレンマ」を元にした裏切りゲームをしつつ、脱出を試みるとか、そういう話。前作「9時間9人9の扉」の続編にあたります。 キャラクターがとにかく濃いです。「999」からは四葉が参加。。。でもずいぶん雰囲気が。。。理由はゲームの中で語られます。 脱出ゲームパートに、難易度がつきました「最初はHARDでスタート→EASYにすると戻せない」。この仕様のおかげで、脱出ゲーム自体が手応えのあるものに。楽しかった。 ゲーム分岐は脱出ゲームのために入る扉と、アンビデックスゲームの「協力」「裏切り」のみ。前回みたいに脱出ゲームの中での選択で・・・・というのはありません。この辺はちょっと寂しいかなあ。ただこれは、前回みたいに「イチから(脱出ゲーム含めて)クリアしなくてはいけない」仕様を回避するため。代わりにシナリオの分岐直前まで戻れるジャンプがつきました。 話の内容が、ざっくり言うと「ゲームであることを前提のSFミステリ」に仕上がっていて、その核心に触れるタイミングが絶妙でした(シナリオの選択順によってはちょっと残念になってしまいますが)。この一点ですごく誰かに勧めたいんだけど、説明すると核心に触れてしまうのでストップ。 BGMが細江さん!前回の曲を踏襲しつつ、流行のハーフステップがあったりかっこよかったです。○○のパスワード入力の曲が良かったなあ。 良くなかったのは「3DSなんだけど、全然3Dじゃなかった」こと。中途半端なのでむしろ「奥行きが邪魔だなぁ」状態だった。具体的には、キャラ絵が描き割り(背景は3Dだけど、キャラ自体は平たい)。イベントシーンの止め絵も2D。2Dでやるんだったら、手描きで書き下ろして欲しかった。3Dって動きのあるシーンの躍動感が半減するんだよね(今後この辺も改善するのかなあ)。 というか、全体的にイベントシーンの3Dが雑だった。。マルチメディアゲームみたいだった。。。(会話シーンなんかは良くできてたと思う、動いていたからかもしれないけど)。この辺がすっごい残念だった(ゲームが面白かっただけに余計)。vitaとのマルチだったからかなあ。。 以下ネタバレれ。 ・今回、ハッピーエンドにならず、なんというか「次回作ありき」の幕引きになっているのはちょっといただけない。次を匂わせつつきっちりと区切りを付けて欲しかった。(そういう意味で、終わり方は999の方が秀逸)。もうあんまりにあんまりな終わり方なので、僕の中で勝手にエンディングを妄想して溜飲を下げるぐらい。 ・どうしても「ゲームオーバー → 選択肢の直前に戻ってやりなおし」となってしまうアドベンチャーゲームのルーチンワークの中で、それを逆手にとって「時間を越えて意識をジャンプさせる能力」と位置づけたシナリオは本当に秀逸。それと、その能力が発覚するタイミングがものすごい。 ・ファイの「どうやら我々は、そのユピテルを超えてしまった様だな」という台詞の瞬間、今まで鳴っていたBGMが止まる。あと、シグマシナリオ、ビオトープで関係無い話をふっておいて、ゆっくりと、ゆっくりと、しかし優しく理詰めでシグマの能力について問いただしていくルナの台詞「それでは、お聞きします」にゾクゾクした。声優がしゃべるゲームについてはあんまり肯定しないんだけど、これは良かったなあ。 ・あと、シュレディンガーの猫の説明を一通りした後、箱を開けて「にゃー」「良かったな、猫は生きていたみたいだぞ」のファイにイチコロです。ファイかわいいよファイ。おかげで「猫は死んでいると思う」が選択できない。 ・どうしてもルナだけは裏切れなかった。。。 ・人としてはディオがいい味です。わるものって好きさ。 ツイート Recent Entries from Same Category
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