「和田竜/のぼうの城」読了。今の埼玉県行田市にある忍城(おしじょう)を舞台に、「でくのぼう」からとった「のぼう様」と言われ慕われる成田長親と天下統一目前の秀吉方石田三成との戦いを描いた歴史小説。確か、2009年の本屋大賞。映画化に伴って文庫化されてたのて読んだ。 Wikipediaを見ると、これって、映画化を念頭に書かれた小説だそうで。どうりで、そつがない作りをしてる。冒頭の登場人物の性格づけから、ちょっとしたやり過ぎない程度の恋愛エピソード、のぼう様の性格の見せ方まで。無駄がないなあっていう印象をうけた。誉めています。やろうと思って出来ることじゃない。 忍城の攻め手側受け手側、各々に魅力があって、さらに絶対絶命のピンチを知恵で切り抜ける様はすごい面白く、楽しく読めました。2日で全部読みきっちゃった。 ツイート Recent Entries from Same Category
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