「有栖川有栖/46番目の密室」読了。密室トリックと得意とするミステリ作家「真壁聖一」の元に集まった集ったミステリ作家と編集者。毎年恒例のクリスマスパーティのはずが、身元の判らない男と、真壁が、共に密室で殺されていた。そして真壁の元から「46番目の密室」について書かれたメモが消えていた。密室は消えた「46番目の密室」のアイディアを使われたのか。臨床犯罪学者火村英生が推理する。とかそんな感じ。 スゲエ久しぶりに有栖川有栖を読んだ。いつ以来だろう。マジックミラー以来?綾辻・有栖川はいつの間にか敬遠していたなあ。内容としては「うわ、堅ってぇな」っていう感想。すげぇ良くできた方程式を解いてる気分になった。あ、悪くは無いです。むしろ、こういうの好きです。 ただ、方程式って、解き方が判るともうひたすら淡々と解いていくものなので、それを「簡単に解けなくするため」にいろんな手を使っていて、それがちょっと邪魔だったかなあ。いや、もちろんそれが無いと本当に「淡々と解くだけ」になっちゃうから仕方ないんだけどね。無駄のない方程式で、かつ解いたときに「おおー」ってなるのは、、、、難しいだろうなあ。 なんか苦い感想になってるけど、全体的に良かったです。僕好みでした! ツイート Recent Entries from Same Category
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