日本語が、大好きです。(Sorry, Japanese Only.)
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30     
<< 2024 April >>

no fun nolife
NEW ENTRIES
RECENT COMMENTS
CATEGORIES
rss
 はてなアンテナに追加
 はてなRSSに登録
 Bloglinesで閲読登録
 Subscribe with livedoor Reader
 Add to Google
 My Yahoo!に追加
LINK
ARCHIVES
music
LOGIN
現在のモード: ゲストモード
USER ID:
PASS:
logout
 『世界樹の迷宮』が面白いです。nintendo DSで出た3DダンジョンRPG。オートマッピング全盛っつか、3DダンジョンRPGそのものが衰退している現状において、DSの下画面に方眼紙を用意して『地図は自力で描いて下さい』っていうすごいスタンスのゲーム。
 この手のゲームの始祖はかの『ウィザードリィ』なんだけど、世界樹はそのウィザードリィの流れを汲んで、かつ今の人も遊べるように、そしてウィザードリィのファンも満足出来るようにと創意工夫をこらした、いいゲームです。

 この『世界樹の迷宮』。ネット上では発売前からそこそこ話題になっていて、発売日は売り切れ続出の大好評。続編ものじゃない、新しいジャンルでも無ければ、今売れているジャンルでも無いゲームとしては、大健闘をしていると思います。続編でないかな~(まだクリアしてないけど)

 でね、このゲーム。ネットで話題になり出したあたりから追いかけていたんですが、パブリシティというか、宣伝の仕方がちょっと面白いです。『このゲームは、ここが面白い!』『このゲームはここが新しい!!』っていう、ゲーム内フィーチャの説明だけじゃなくて、『このゲームのここはこうなっています。それはこういう理由です』っていう、そのフィーチャを入れた理由を前面に出している。たとえば、先に書いた『自分でマップを描くシステム』とか、『マップ上を歩き回る敵』を始めとする独自のフィーチャとか、果てはキャラ絵が入るとかの『ウィザードリィとの違い』とか、微細にわたって『先ず理由ありき』で説明してる。インタビューには主に、新納一哉さんっていうディレクターが出ているんですが、web上に載っているインタビューを読むと、どのインタビューを読んでも『なぜ、こうなったのか』を念頭において説明している事が解ります。

 『他とはここが違う』って言われるのと『こういう理由でここが違う』って言われるのとでは、『判る』『解る』ぐらいの差がでます。遊ぶ方だって、『ここが違う!』ってただ主張されるより『こういう理由でこう違います』って言われた方が楽しいですよね。理由はわかりませんけど。


 んでね、この『なぜ、こうなったのか』を説明される事による親近感というか、楽しさはどこかで経験したなあ、どこだったかなあと考えてみたら、去年の9/14日、Wii previewでの社長プレゼンでした。任天堂の社長、岩っち(岩田社長)は、『社会のゲーム離れ』について述べ、『ゲームの解釈を広げ、今までにないユーザを獲得する』および『離れてしまったユーザを引き戻す』という目標と、DSでの実績を説明し、Wiiがもつ機能『WiiConect24』『チャネル』『リモコン』、『お天気チャネル』『ニュースチャネル』『インターネットチャネル』の理由を『なぜこうなったのか』と説明してました。任天堂のページにあるストリーミングを見ながら、『スゴイ』を通り越して『おっかないなコレ』とか感じて居たのを覚えています。まぁ、岩っちの講演は、具体的な数字をその出典を含めて掲示しているぶん説得力があった(ありすぎた)ってのもあるんだろうけど。


 でもまあ、『なぜ、こうなったのか』っつーか『なぜ、こうするのか』ってのは、仕事ではよく出る話で、この理由を言って同僚の同意が得られない限りは、何やったって上手くいく訳が無い。ってのはまぁ割とみんな知ってる事で、手法に納得できるまでは何度も打ち合わせをくり返したりするもんですが、それを「ユーザに対して」説明することは意外と忘れがちだなあ。とか。


 『なぜ、こうなったのか』『なぜ、こうするのか』。それを説明する事で開ける道もあるのかもしれないですね。


・以下、余談。

 もちろん、理由の説明は魅力的なものでなくてはいけないし、そのためには多少の脚色も必要かも知れない。短いコトバで多くの意味を伝える能力、または印象的な言葉で簡潔に述べる能力が問われるんだろうね。それをプレゼン能力とかいうのかもしれない。ていうかプレゼン能力か。。

 このゲーム一人用なのに、買った人が各自自分のパーティと、現在の進捗具合をmixiやブログで報告している。っていう現象が面白いです。ちなみに僕は今地下9階。死にまくってレベルが遅れてるアルケミストと、休養取ってスキルをふり直したメディックを育て直し中。


・リンク

任天堂代表取締役社長・岩田聡氏 基調講演では何が語られたのか (itmadia)
これは2005/9/16のものだけど。このころから一貫して「ゲーム人口の拡大」を言っていたんだね。。
2006/9/14 Wii previewでの社長プレゼン
 見返してみたら、去年のプレビューは、2005年のものをふまえてのものだったね。


『世界樹の迷宮』のディレクター新納一哉氏にインタビュー!
『世界樹の迷宮』ディレクター 新納一哉氏ロングインタビュー(nintendo-inside)
電撃オンライン『世界樹の迷宮』ロングインタビュー


※タイトルに「(その他)」ってあるのは、nintendo-insideの「『世界樹の迷宮』トラックバックキャンペーン」に応募するためです。まぁ、せっかく書いたしね :D




Recent Entries from Same Category









    
処理時間 0.664559秒