![]() パンツの縮みが原因で引っ越しする実話を元にした映画が単館モノでは異例のスマッシュヒット、押し寄せる観客はもはや暴徒寸前ギリギリセブンの様相で暴れる奴泣き叫ぶ奴ついでにホットドック売り始める奴まで出てちょっとしたキャンプ村になり気が付けば10年が過ぎました。僕はと言えば、パンツの縮みが原因で引っ越しを考え中です。 『宮部みゆき/ブレイブストーリー』読了。11歳の少年ワタルが自分の運命を変えるため、幻界(と書いてヴィジョンと読ませる)を旅する全3巻。先日映画観て『話が面白いけど、2時間じゃたりないなあ』と思ったので小説も読みました。 これが、キツイキツイ。前半1巻の半分ぐらいまで、延々主人公のワタルが不幸に苛まれる様を読まされます。個人的にこう、行き場の無い不幸とかそういうのを「お話」として読むことができないので辛かった。後半は違う話だと思ったからがんばったけど、映画先に見てたら諦めてるかなあ。 ただもちろん、この『不幸な話』がいらねぇっていう訳じゃなくて。これがあってこそ、残りの『幻界を旅する』事が大きな意味が出くるのです。『不幸』ってそもそもなんなんだろうね。とか、そういう話。冒険小説なんだけど、考えさせられます。 ちょっと、11歳の少年が突然難しい言い回しをしていたり、1人称なのか3人称なのか状況がつかめない時があったりで、あれれ?と気になったりもしましたが、勢いよく読み進めることができました。 ツイート Recent Entries from Same Category
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